プロジェクトで人が育つのはなぜか?

BPS事務局

2010年01月11日 18:45

こんにちは。

ビジネスプロフェッショナルスクール事務局の中です。

1月5日にようやく、就職イベント「BizPASSチャレンジ」が終了しました。
どうなることか、と大変でしたが、ふたを開ければ大成功でした。

http://bizpassstaff.yoka-yoka.jp/

懇親会も開催しましたが、プロジェクトに参加した学生一人一人が
コメントする時間がありました。

感極まって涙する学生が続出
「こんなに素晴らしい仲間に出会えるなんて」
「自分たちで、こんな場が作れるなんて」
「支えてくれた人たち、企業さん、来てくれた学生、仲間に感謝したい」

3か月という短い時間の中で、見事成長を遂げてくれた学生の顔つきは
出会ったころよりも、たくましく、誇りに満ちた表情でした。
彼らの吸収力はすごいな、と本当に思いました。

このプロジェクトは、単なる就職活動のイベント、というよりも
人材育成のプロジェクト
だ、と改めて感じることができました。

ではなぜ?そうやって人が育つのだろう・・・?

ある答えを見つけました。
週末にNHKで見た「知る楽」はちょうど佐藤可士和さんの回でした。

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/thu/contents/0912.html#a4

クリエイティブシンキングを用いて、企業や、学校などの問題解決をしている佐藤さんは
明治学院大学のシンボルマークのデザインを手掛けます。

その後、客員教授となり、授業の中で
学生たちに、企業とタイアップして、受験生たちを励ます物を作る
という一つのプロジェクトに取り組みます。

そのプロジェクトの中で佐藤さんが行ったことは、
1から4年生までをシャッフルしてチームを作ったこと
実際に自分の考えたことを形にして、最後はプレゼンテーションをする、というものでした。

最初は、なかなかいいキャンペーン案を出せなかった学生たちでしたが
思考錯誤を繰り返し、指導も受けながら、最後は素晴らしいキャッチコピーを
生み出して、完成度の高いプレゼンテーションをしていました。

「なぜそれができるのか?」

と言う問いに佐藤さんは

・意見が違う人たちと、意見を交わし、ひとつの方向性にまとめていくコミュニケーション力
・考えたことを企画にまとめる企画力
・考えたことを伝えるプレゼンテーション力
・さまざまな視点で問題解決に取り組むクリエイティブシンキング

はどんな仕事をするにあたっても必ず必要な能力だから、
それを磨けば、社会人として必要な考え方を磨くことができる、と言う風に言っていました。
(言葉は正確ではありません、あしからず)

「ああ、そうか。
BizPASSのプロジェクトも同じだ。」
って思いました。

・違う大学のメンバーが集まり、社会人を交えて意見を交わす
・企画に落とし込む
・そしてそれをイベントと言う形でプレゼンする
・さまざまな視点、切り口で考える

だから、学生でも社会人に近い顔つきになってくるし、
成長するんだな・・・と。

プロジェクトに取り組む、ということの意義を改めて感じました。
学生だけでなく、新入社員や若手社員など、
社内を活性化するには、このような視点を取り入れたプロジェクトを
やってみるのも効果的だな、って思いました。




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